シンプルでいいのかもしれない
ミニマリストには到底なれない。
でも、毎日使うものは、シンプルでいいのかもしれない。
最近、よく考える。
お気に入りのブランドの、軽くて歩きやすいスニーカー。デザインもシンプルで、スタンダードな型を選ぶようになった。
ティーンの頃、洒落た色合いの靴も持っていた。差し色が赤色の紺色のスニーカーや、夢色カラーの乙女なデザインのスニーカー。
今は、白や黒をベースとした、差し色もないデザインに落ち着いた。
鞄も、ハート型や板チョコレートデザインや、例えようのない面白い柄の鞄も持っていた。
今では、コーディネートに合わせてグレーやベージュ、黒の鞄を持ち替える。
デザインも至ってシンプルで、小さくブランドロゴが入っているか、ロゴも入らないデザインの鞄のみ。
カラフル、ポップ、フリル、個性的なデザインはティーンの頃に存分に楽しんだ。
洒落た、人とはちょっと違ったファッションが至高だと思っていたときもある。
現在では、趣向が変わり、シンプルで飾り気の少ない小物たちに囲まれている。
汎用性の高い、つまらないと思っていたシンプルさがいま、心地いい。
人って変わる。
趣味嗜好も変わっていくのかもしれないなと、いまだに服道楽と言われながらも、思うのだ。
シンプルでも、その時々が楽しければ、いいのかもしれない。